人が人を好きになる、嫌いになる要因はさまざまな要因が複雑に絡まっています。そして判断基準も個人の生まれ育った環境や資質によっても大きく左右されるので一概に言えませんが、大きくは2つの要因が総合的に関係していると言います。
①感情的要因
一緒にいると心地良い
⇒人は自分と似た意見の人に好意を持ちやすく、価値観や金銭感覚が近い人間には尚さら好感を持ちます。特に女性は自分の意見や価値観に共感してくれる相手への好意を認識しやすくなります。
また、意見や価値観が近いと、相手の行動パターンが予想しやすく安心感を生み出します。安心感は一緒にいて心地よさを生み出しますので、更なる好意を生み出していきます。
一緒にいると不快
⇒価値観が違う人や、意見が対立する人と一緒にいると、相手の行動が理解できず同じ空間にいる事が息苦しくなり、結果として不快感を生んでしまいます。不快感が溜まると嫌悪の感情を持ち出すため、相手のことが嫌いになってしまいます。
②利害的要因
都合が良い⇔都合が悪い
利益がある⇔損をする
勉強になる⇔勉強にならない
自分のプラスになるか、マイナスになるかという客観的な判断要因です。
人はお互いに近い距離にいて、何度も顔を合わせていると好意をもちやすくなります。これを『近接性の要因』といいます。
心理学者フェスティンガーよって提唱された対人魅力に関する理論で「席が近い子ほど、仲良しになる」といったように、物理的な距離が近ければ近いほど、その他者を魅力的に感じるようになるそうです。
更に相手のことを知れば知るほど、相手に対して好意をもちやすくなり、これを『熟知性の法則』と言います。
[ad#end]
スポンサーリンク