<ダイナミックフォーキング>
フォーキングとは分岐する、という意味。野球のフォークボールを知っている方はイメージしやすいかもしれません。
ダイナミックフォーキングとは、リーディングの途中でもその場の状況に合わせて会話の方向性を大きく分岐させる技術です。
この技法は内容を聞くと、非常にわざとらしく、そんなテクニックすぐバレるのでは?と思われるかもしれませんが流れる様に会話で使われると、相手が疑問に持つことは殆ど無いでしょう。
会話例:相手が何か思い当たることがある場合
『身体の内部に少し違和感を感じますね、、、』
⇒ピンと来た態度・反応
『何か検査などで指摘されませんでしたか?』
「はい、実は・・・」
会話例:相手が何か思い当たることが無い場合
『身体の内部に少し違和感を感じますね、、、』
⇒ピンと来ない態度・反応
『まだまだ自覚できる程、悪く無いようですね。ただこのままだと深刻な結果になる可能性もあるので、今よりも少し生活に気を付けて見て下さい。』
これがダイナミックフォーキングです。簡単に言うと、読みが外れた場合、そこから話を逸らして誤魔化してしまうのです。更に上記の最初の質問はサトルクエッションも併用しています。その為外してもそこまで相手には気取られないようになっています。
簡単な様に見えますが、ダイナミックフォーキングが使いやすく強力な理由が2つあります。
①人の反応は体に先に現れる
例えば、「ストレスがたまっているのでは無いですか?」と聞かれた場合、リーディングが当たっていない時
「え??」
と考えるより先に体に反応が現れるのです。
その為、読みが外れた場合でも、相手が考える前に話を逸らす事ができます。その結果として相手に『今自分の反応をみて話を逸らしたな』と思われる事が無いのです。ダイナミックフォーキングは相手に対する鋭い観察からその効果を大きく発揮できます。
相手の反応の例として
相手にリーディングがヒットした場合
⇒何か言おうと口が動く・息を飲む・目を見開く・前傾姿勢になる・座りなおす・うなずく・笑う・呼吸のリズムが変わる
相手にリーディングがヒットしなかった場合
⇒無表情・無動作・眉間に皺が寄る・少し首を傾げる・視線が右上または左上に行く・時計を見る・貧乏ゆすりをする・呼吸のリズムが変わらない
などが考えられます。色々複合されるでしょうが、これらの動作が相手の体を読む基本となります。
②逆説語の効果
~けれども、しかし~、~ですが と言った言葉には前の単語を弱め、後ろに続く言葉の意味を強くする効果があります。その為ダイナミックフォーキングで
「~に問題があるようです、しかしまだ大きな問題にはなっていないようです」
と言われた場合、先の「~に問題がある」という文章よりも「まだ問題になっていない」と言う文章に人の注意は向きます。
その為、リーディングが外れた事に対する記憶は薄れ、「まだ問題になっていない」という文章が相手に強く伝わります。その結果相手には『ああ、そうなのか。良かった良かった』という印象のみを残すことが出来ます。
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個別のテクニックについてはこちらで紹介していきたいと思います。
⇒Yes・Set
⇒サトルネガティブ・サトルクエッション
⇒マルチプルインプリケーション
また個別の会話パターンはこちら
⇒恋愛相談で使えるコールドリーディング
⇒営業に活かせるコールドリーディング
⇒面接に活かせるコールドリーディング
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