人間の潜在意識は色々な方法でコントロールする事ができます。
①周辺視野からの情報で潜在意識に働きかける。
⇒人間はダイレクトに見ている物よりも、ちらっと視界に入っているものの方が無意識下において、潜在意識に力強く刷り込まれています。
その為、商談などの際に、二つの資料をみせながら、「どちらにしますか?」と聞いている時に、潜在意識に働き掛けたい資料の方をそっと触る程度でも大きな効果が発生します。
②ダブルバインド
⇒NOと答えられない言葉の使い方によって、相手からの拒否・否定を封じます。「猫は好きですか?」と聞かれた場合は「嫌いだ」「好きではない」という否定的な発言に誘導してしまう可能性がありますよね。
でも「あなたは犬派?猫派?」と聞かれた場合、「猫は嫌いだ」と答える人は少ないと思います。
これがダブルバインドです。良く恋愛で使われるのが、「飲みに行くか、お茶にでも行かない?」と言ったよう問いかけでしょう。飲みに行こうよ、と聞いたら断られる可能性が高くても。どちらかに行こう、と提案されて両方断るのは中々難しいものです。(絶対嫌、という場合はその限りではありませんが)
ダブルバインドとは相手の頭の中の判断基準をNOから始めさせない、ゆるい基準に持っていってしまうテクニックなのです。
広告で使われる応用例ですが、『なんでこの商品がこんなに売れてるんだろう!?』という様なキャッチコピー。この中にダブルバインドが入っているのがわかりますか。
このキャッチコピーをみて、「なんでだろう」と考えた時点で広告の思惑に嵌っています。なぜなら前提として、「商品が売れている」という話を当たり前として捕らえてしまっていますよね。基準がすり替えられてしまっています。
③セレクティブメモリ
⇒人間の記憶とは、意識に強く働きかけたものだけが残り、どうでも良いことはその記憶自体さえ無くなってしまいます。
例えば、自分の誕生日は5月15日だとしましょう。5時15分に時計を見たら、今ちょうどだ!何かの偶然なのかな?と思ってしまうことがあります。多くの人に経験が在るのではないでしょうか。でも実際人間は無意識の内に日に何度も時計を目にしています。ただ、どうでも良い時間の時は意識もせずに忘れているだけで、自分に関係のあるものを見たときだけ、強く意識が働いてくるのです。
だからコメンテーターの解説や予想など、実際は外れている内容の話もあったはずですが忘れてしまい、結果として当たった時の印象が強く残ってしまうものなのです。
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